今回はちょっと難しい話。
以前から、琵琶湖の水質汚染の進捗度が問題になっていますが、面白いことがわかったようです。
水質汚染に関係するものの1つに硝酸がありますが、硝酸過多で起きる富栄養化が行き過ぎると、ランクトンが異常繁殖して汚染や腐水化が起こる事がわかっています。
これまで、生活排水などが河川から流入することで富栄養化が進んでいるといわれていましたが、琵琶湖では河川からの流入量の3倍が硝化菌という微生物が作り出す「硝化」反応で供給される事がわかったそうです。降水からくる硝酸と比較すると約20倍になるとのこと。
ただし、なぜ硝化菌の硝化反応から供給されているのかという原因は特定できていないようです。
これまで、琵琶湖の外から入ってきていると思っていたものが、琵琶湖の中から発生しているということに。
条例などいろいろと努力していた点は、それはそれで結果をもたらしていたのでしょうが、他の原因もあるということ。
原因は1つではないということでしょうか。
さらなる研究を期待したいですね!
「琵琶湖の硝酸生産量、河川流入の3倍だった!どうなる生態系」